鮮やかな色づかいで「美」を表現
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元禄時代から続く「現川焼」の刷毛目技法。
その技術を背景にして描かれる、荘厳美麗な世界。
臥牛窯が長年培ってきた多彩な表現力で
「モダン・ジャポニズム」の世界を描き出します。
刷毛目により、
奥行のある表現が可能に
陶器の成形をロクロで行なった後、
半乾燥の状態で刷毛目と絵付けを行うのが現川焼の特徴です。
濡れた状態の素地は、触れるだけでも形が崩れてしまうほど柔らかく
刷毛や筆を入れることは非常に困難な作業とされてきました。
およそ200年の間、謎に包まれていたこの現川焼の秘法を解き明かすことにより、
臥牛窯のつくる陶器は他に類を見ない、奥行のある表現が可能となりました。
14代・横石臥牛氏による絵付け
半乾燥の陶器に刷毛目を入れた後、14代・横石臥牛氏が匠の技を駆使し、
一つひとつ丁寧に筆を入れていきます。
日本画のような幅広い表現力で描かれる「白鷺・桜・銀河・鶴」といった図柄は、
伝統技術に新しい感覚を取り入れた「モダン・ジャポニズム」の世界を映し出し、
高い評価を得ています。
また、2015年2月には、臥牛窯の「白鷺文花瓶」が
天皇皇后両陛下への献上品にも選定されました。
EVOPOWERに
絵付けの技術が融合
今回のEVOPOWERでは、14代・横石臥牛氏が現川焼の技法を駆使して、
一つひとつ絵付けを行なっています。
通常の陶器とは違った表面素材に絵付けを行うため、
塗料の選定にも多くの時間を費やし、新たな技法も取り入れられています。
これにより、Sharkのテクノロジーと臥牛窯のものづくりが融合した
芸術性の高い逸品ができあがりました。